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比嘉康雄のみた久高島
沖縄久高島の成巫儀礼イザイホー。50年以上にわたり、数々の映像作家が情熱を注ぎカメラを回した。それらの作品群を、はじめて一望のもと上映する。制作関係者の証言を聞き、記録映画の制作、公開、そして継承について考える。「イザイホーと映像の時代」第5回は、琉球弧の祭祀を写真で記録しつづけてきた写真家・比嘉康雄の死の直前のメッセージを写し取った大重潤一郎監督による『原郷ニライカナイへー比嘉康雄の魂』を取り上げる。比嘉は、1978年のイザイホーを撮影し、以来、久高の祭祀の伝承者であった西銘シズと厚く交流しながら、文章による精緻な記録を残した。末期ガンで61歳の生涯を閉じることになる比嘉は、映画の中で島との心の交流によって何を得たのかを語る。